実験事件

日々思ったことを記事にします。一貫性にかけるかもしれません。

ガルパ考察・氷川紗夜と花羽問題

新年、あけましておめでとうございます。
最近、バーチャルYouTuberの動画にはまっています。群雄割拠というか、日々新しい方たちが参入しますね。なかでも僕はシロイルカことシロちゃんがお気に入りですね。暇な時間は、適当にシロちゃんの動画を見ながら作業してます。

さて、今回はガルパ考察第二弾として、『Roselia』(以下、ロゼリア)のギター担当、氷川紗夜の考察をしていきたいと思っています。早速、始めていきたいと思います。

氷川紗夜

花咲川女子学園二年生。同学園の生徒会メンバーであり風紀委員。『Pastel*Palettes』のギター担当、氷川日菜は双子の妹。弓道部所属。白金燐子、丸山彩、白鷺千聖、松原花音とは同級生。
ストイックな性格で、自身の技術向上やスタジオでの練習に余念がない。そのストイックさをバンドメンバーに対しても求め、時にそれが衝突のタネになることも(ロゼリア結成前、所属していたバンドを追い出された)。
妹の日菜からは非常に懐かれているが、なんでも出来てなんでも同じ事をする日菜に対して、強いコンプレックスを抱いている。

そんな彼女ですが、今回考察の対象となったのには(勿論)訳があります。それは、ガルパ七不思議の一つ「花咲川と羽丘、偏差値が高いのはどっち?」問題(以下、花羽問題)を解決する上で重要な存在だからです。

花咲川と羽丘、紗夜と日菜

花羽問題を考える上で、お互いの高校の生徒を比較したいと思います。まず、具体的に成績について言及されているキャラクターについてですが、花咲川一年首席の有咲、花咲川二年で学年二位の紗夜以外で高い学力に対する描写が見当たりませんでした。両名とも花咲川の生徒ですし、羽丘の日菜やモカは成績良さそうなのですが、軽く確認してみても、具体的な記述が見当たらなかったので不採用とします(情報いただけると助かります)。
成績が悪いキャラクターは大勢いるので、こちらもとりあえず保留とさせていただきます。
ということで、花羽問題を正攻法で捉えるのには少々無理があるとのことなので、ここからは、氷川姉妹の高校進学事情の謎と絡め、花羽問題について考えていきたいと思います。

ここでまず、氷川姉妹の関係についておさらいします。二人は双子の姉妹であり、マップイベントや[表舞台の裏側]氷川日菜のエピソードを見るに、良好とまでいかないものの決定的な決裂はない、そんなアンニュイな姉妹関係であることが伺えます。ギターや、紗夜の頑張っていること、本気で取り組んでいることの話題になると、紗夜は日菜を遠ざけるきらいがあります。それは、日菜がいつも、紗夜のマネをし、紗夜を上回ってしまうからです。
紗夜と日菜の関係は決して不変ではありません。イベントストーリーを通して、紗夜は日菜へのコンプレックスに対して向き合おうとします。しかしそれは、ガルパで語られる物語以前に紗夜が抱いていた日菜へのコンプレックスが、今現在より深いものであったことを暗に示しているとも言えます。
結論から言います。花羽問題の部分で軽く言及しましたが、彼女たち姉妹は現在、別々の高校に通っています。私は紗夜が花咲川に進学した理由が、日菜にあると睨んでいます。

花咲川と羽丘は中等部と高等部の両方が存在します。ロゼリアの宇田川あこや、香澄の妹である戸山明日香はそれぞれ中等部の学生です。また、日菜と紗夜の通っていた中学校がどこなのかは明らかではありませんが、『Afterglow』の面々や、『Poppin'Party』の一部メンバーは中等部からの進学であることが明らかとなっています。氷川姉妹は元々、羽丘の中等部に通っていたのではないか。そして、本来としては羽丘の方が若干程度、学力は高い。それが花羽問題を考えた末、僕の導き出した結論です。

一つずつ考えていきます。中等部までは同じ学校へ通っていた氷川姉妹ですが、紗夜が日菜へ抱くそれは年とともに大きくなります。同じ環境で比較され続けることに耐えられなくなった彼女は、ついに日菜とは別の進路を選びます。勿論、花咲川へ進学することを日菜に悟られれば、彼女もまた、紗夜と同じ進路を選びかねません。表向き、羽丘に進学すると見せかけながら、日菜には内緒で花咲川へ進学した。これが、氷川姉妹が羽丘の中等部に通っていたと僕が確信する理由です。
いや待て、紗夜は最初、湊友希那の存在を知らなかったではないか。とお思いのあなた。そうです。羽丘の学生であるロゼリアのリーダー、湊友希那は、ロゼリア結成以前からソロでライブに出演を続け、ファンができるほどの存在でした。中学時代、同じ学校に通っていた彼女のことを、面識はないまでも、顔くらい憶えていてもおかしくはないのでは? との言説には一理あります。しかし、しかしです。よく思い出してみてください。紗夜は、駅前ですれ違った同じクラスの白金燐子に対して、一切反応を示しませんでした。さらに言えば、以前のバンドがライブをしていた場所は、友希那がライブをしていた場所と全く同じでしたが、友希那からアプローチがあるまで、友希那のことを知りもしませんでした。あれほどの人気を誇っていたにもかかわらず。
つまり、紗夜は自分以外の他者に対する関心がない。いや、なかった。中等部からほとんどの学生が高等部への進学を決める中、多少の迷いはあったにせよ、花咲川への進学を決められたのも、そんな彼女ゆえかもしれません。

具体的な描写は少ないものの、氷川姉妹はともに他のキャラクターより優秀な人物であるというのは事実と言えるでしょう。おそらくそれは、中学校進学の時も同様であると思われます。とすれば、花咲川と羽丘とで、進学先を羽丘に定めたのは、羽丘の方が花咲川よりは優秀な学校であったからと言えるかもしれません。ただ、羽丘以外の進学先として紗夜が花咲川を選ぶくらいの学校であるということも、忘れてはいけない事実です。
結果として、両校ともそれなりの学校ではあるものの、羽丘の方が若干優秀。
これにて、花羽問題に関する考察とさせていただきます。

最後に

今回一応の結論は出ましたが、正直私立ですし、両校とも学力的に弱そうな子がいるので、あまりこの結論に強い意味はないと思います。それよりも僕は、氷川紗夜というキャラクター、その存在についての方に興味があります。
彼女は特別なキャラクターです。ストイックで、(多くの他のキャラクターにもいえることですが)人間関係も得意とは言えない。にもかかわらず、彼女の立ち位置はとても興味深い。羽沢つぐみとは、両校の生徒会役員という繋がり。丸山彩とは、姉仲間という繋がり。まだ描写はないですが、『Glitter*Green』の鰐部七菜とは花咲川生徒会の繋がりがあります。また、僕の考察が正しければですが、香澄とは、高等部からの花咲川進学生という繋がり(?)もあります。知れば知るほど、得意な存在感を放つキャラクター。その魅力を知っていただきたい。そう思い、今回の考察とさせていただきました。